ノロウイルスとは、非細菌性急性胃腸炎の原因ウイルスで、冬期のウイルス性急性胃腸炎の大部分が、ノロウイルスによって起こっています。
ノロウイルスは、人の腸管でしか増えません。感染力が非常に強く、10個から100個程度の摂取で感染するといわれています。
ノロウイルス感染症の流行は、人からはじまり、人から人へと、人から食品へと、人を中心に、手や環境を介して感染が広がります。
ノロウイルス感染者の嘔吐物・便の中にノロウイルスが含まれています。ウイルウスが手などについて口から感染する場合や吐物の飛沫から感染する場合があります。
食品取扱者の手を介してウイルスが食品につき、それを食べて感染することがあります。
生や中心部の加熱が不十分なカキなど、二枚貝を生で食べることによって感染します。
ノロウイルス食中毒を予防するためには、食中毒予防と二次感染対策が重要です。
ノロウイルスは人の腸管内でしか増殖しないので、食中毒予防三原則(つけない、ふやさない、やっつける)の内、「つけない」と「やっつける(加熱する)」が重要になり、更に調理・製造施設に「持ち込まない」ことも重要です。
二時汚染対策を徹底し、「拡げない」ことも重要です。
調理施設等に「持ち込まない」ためには
施設内にノロウイルスを「拡げない」ためには、
施設内にノロウイルスを「拡げない」ためには、
食品や食材そのものがノロウイルスに汚染されている場合もあります。
ノロウイルスやっつけるには、加熱が最も確実な方法です。食材の中心部まで、85℃以上で90秒以上で加熱するよう心掛けましょう。
最終的にノロウイルスが食品に付着しなければ、食中毒に至ることはありません。ウイルスを食品に「つけない」ことが最も重要
1. 持ち込まない 2. 拡げない 3. 加熱する をまもり、
などの「つけない」対策を確実に実施する
ノロウイルスは、非常に小さく軽いウイルスで、乾燥すると空気中を浮遊します。急な吐き気でトイレに間に合わず、その場でおう吐することが殆どで、嘔吐物を適切に清掃しないと、ウイルスが浮遊して人の衣服や手に付着して、結果、食材を汚染させてしまいます。嘔吐物の清掃についても十分な注意が必要となります。