本日、大分県は食中毒注意報第13号を発令しました。
今年は、暑い夏ですので食中毒注意報も継続して発令されます。
今日は「黄色ブドウ球菌」の話題提供
黄色ブドウ球菌は、人が持つ菌で、鼻の穴や傷口にいます。
この菌は、増えるときに「エンテロトキシン」という毒素を産生します。この毒素は、熱に強く加熱しても分解しません。加熱殺菌する乳製品で大規模な食中毒が発生したのもこの毒素の特徴からです。
人が持つ菌なので、過敏に反応するのではなく、付けない対策、増やさない対策をしっかり実施しましょう。
付けない対策は、手に傷がある場合は、調理に従事しない。調理に従事しなければならない場合は、手袋で傷口から食品を汚染しないようにしましょう。先ずは、手洗いの実施です。おにぎりを握る場合も、ラップに包んで握るなど付けない対策をしましょう。
増やさない対策は、温度管理と時間です。低温では、黄色ブドウ球菌は増殖しません。また、細菌が増えるには時間が必要です。調理してから食べるまでの時間を短くしましょう。
食中毒対策をして、暑い夏を乗り切りましょう。